竹久夢二
- 密かな楽しみ
- わくわく旅行
今回は、伊那商工会議所の議員旅行で群馬県は伊香保温泉に行ってまいりました。
会議所の議員任期は3年で、今年はその3年目ですので恒例の慰安を兼ねた議員旅行先が伊香保温泉なのでした。
何故伊香保温泉なのかは不明ですが、こうした旅行の良いところは事務局が立案してくれた行程にただ乗っかって行けば良いので、精神的にとてもリラックスした旅行になるところです。
旅行好きな私としては、要らぬリクエストを口挟んでしまうことから、知らぬ間に旅行立案者になり、挙句の果て旅行責任者になってしまう事が多いのです。
伊香保は初めてで、途中2014年に世界遺産に登録された富岡製糸場を見学した後、伊香保温泉で一泊してから「大正ロマン夢二の館」を訪れました。
竹久夢二のことはあの独特な画風から何時も心のどこかに潜んでいたのですが、今日初めて真正面から竹久夢二と向き合うことが出来ました。
「描いて、旅して、恋をして」の副題がぴったりの竹久夢二の世界が、ここ伊香保の「竹久夢二 伊香保記念館」にありました。時間もたっぷりありましたので、しっかりと竹久夢二の世界を観ることが出来ました。
多分彼は、イギリスに発祥したアーツ・アンド・クラフツ運動のウイリアム・モリスと同じ流れを経た、日本におけるグラフィックデザインの先駆者であったんだと思います。
そんな彼の創作意欲の源泉に幾多の女性が関わっていたことも納得出来ました。明治、大正、昭和と日本が目まぐるしく変遷した時代に於いて、自らの恋と愛を主軸に様々な自らの創発力を時代を超えて発揮しつくした芸術家の姿を垣間見ることが出来たのです。
こうした旅行の良さの副産物は、こうした予想もしない出会いにめぐり合う事が出来ることなのではないでしょうか?
ですから、これからもこうした幸運な出会いを期待した未知なる旅に心躍るのです。