憧れのアグリツーリズムのはずが?
- わくわく旅行
今回の旅行の最大目的は、先日書いたとおりトスカーナのアグリツーリズムの体験でしたが、そのつもりで予約した民宿?が予想以上にその施設が素晴らしく、これがアグリツーリズム??との疑問がホテルに着いた瞬間から感じられたのでした。
母屋?は5部屋、離れに2部屋しかなく初日は我々5人で貸し切り状態なのでした。
民宿でつきものの個性溢れるオーナーの姿は何処にもなく、ロシア出身の女性が遅れて!我々を迎えてくれました。気になった今宵の食事は?・・と聞くと、余程のことがない限りここでは夕食をつくらないとのこと。・・えっ、じゃ~アグリツーリズムにならないじゃん!使用人は何人かいるようだし、これで経営が成り立つの?との疑問は翌日氷解いたしました。
・・・実はこのホテルは「Capannelle」と言って、ワイン醸造所が経営しているホテルで、ホテルの機能は継ぎ足しみたいなもので、実態はこの醸造所に来てくれたお客様を迎える施設だったのです。
聞けば今のオーナーはイギリス在住のアメリカ人の実業家Jammus 氏で、何とあのオリエントエクスプレスのオーナーでもあり、我々が10年前に滞在し感激したポルトフィーノの最高級ホテル・スプレンディッドのオーナーでもあり、数々のホテルを所有している・・と聞き、このホテルの余裕の理由がよーく理解出来たのです。
2日間に亘る素晴らしいホテル滞在となりましたが、唯一心残りなのは本来の目的であった地元のおばちゃんが作ってくれた有機野菜や地元の食材を使って料理した夕食を、地元のワインと共に楽しみながら、我が郷土の伊那市に導入するヒントを体感するチャンスが無くなってしまったことでした。
これでは本懐を遂げることが出来ませんでしたので、再度トスカーナに来て本場もんのアグリツーリズムを体感する機会をつくらなければなりませんね?!