Cumulonimbus
- わくわく旅行
Cumulonimbus~日本語:積乱雲、入道雲。ですが、ナポリからプロペラ機でシチリア島のカターニアに移動し、目的地であるタオルミーナにレンタカーで夕刻向かっていると、遥か彼方、エトナ山の後方に閃光が光るのを目にしました。
最初は単なる雲の中で偶然光った雷を目にしたものと思っていましたが、その閃光がいつまでも続き、タオルミーナに着くまでの40分間はずっと雲の中で、また雲の輪郭がハッキリとわかるほど強い光をその周囲に放っていました。
同行したOscarさんによると、ヨーロッパでは珍しくない現象で、積乱雲の中で垂直方向に放出される電気エネルギーの量は想像以上らしく、飛行機は絶対にその中には入っていかないとのことでした。
日本の夏名物の夕立とは全く異なるそれは、閃光のみで音が全く聞こえないのが不可思議でしたし、そのスケールも車で移動していても全く近づいている気配さえしないほどの規模なのでした。
「処変われば品変わる」の諺を実感したシチリア島でのCumulonimbusでした。