タイの人たちはとても穏やかで親日的なので、この国に来ると何故かほっとする。
これは両国とも、王制をとっているのと共に仏教が下地にあり、どこの国の属国になっていないとの共通点があるが故の近親感と安心感がある所以であると思う。
自動車の運転マナーに国民性が如実に表れる・・と云うのが私の持論なんです。
なにしろ中国にしろインドネシアにしろ道路上ではクラクションの大合唱である。中国は我も我もの国で少しでも自己主張が強いのが勝ち！・・であることは誰でも知っていることだが、一見穏和に見えるインドネシアの人たちだが一旦車に乗ると人格が豹変するみたいで、この国もクラクションの騒音が絶えない。
それらに比べるとタイの人たちは外見の印象と人格とが一致している。バンコク市内ではアチコチで相変わらず大渋滞が発生しているが、そこには強引な割込みもなく、整然と交通マナーを守っている「微笑みの国」がそこにあるのです。

会社訪問しても、皆さんが心からの笑顔で迎えてくれ、そんなに気を使ってくれなくても良いのに・・と、こちらが恐縮してしまうほどもてなしてくれるのです。
（でも、こと政治のこととなると国を二分した激しい争いになることが大きな不思議）このような心のこもった対応をしてもらうと「おもてなしの国」日本のお株を奪われてしまいそうで、負けてはいられいな・・と、とても良い意味でのライバルなので、これからは周辺諸国ともマイナス＆相手の弱点を探そうとする関係から、相手の良いところを認めつつ、よりよい国になるように切磋琢磨することがとても大切なことだと改めてタイに来て感じました。
これからも両国が良い関係で良きライバルとなることを念じながらの旅行となりました。