フライング スヌーピー
- 密かな楽しみ
現在のラジコン飛行機は安価で出来がよい完成機が沢山売られています。昔はキットからバルサを削り絹張りウレタン塗装しピカピカに仕上げるのに一機半年くらいかけ完成させたものでした。そうした思い入れの深い愛機が下手な操縦のため一瞬でバラバラになる悪夢を何度も経験してきた私にとって現在のラジコン事情は夢のようです。
しかし、手軽に出来のよい飛行機が入手出来ることが分かると人間欲が出てきて出来合いの完成機では物足りなくなり、少しでも自分なりの個性がある機体が欲しくなるのです。そこで基本は変えずコマゴマしたところに個性を出そうとセコイ改造に走ることになります。
今回チョイスした機体はアメリカの練習機の Fairchild PT-19 で、練習機なのでタンデム(複座)でちょっとカッコ悪いので単座にし、そこにチョイワルスヌーピーを乗せて漫画チックな機体に仕上げてみることにしました。
で、いよいよスヌーピーの登場です。
昨年末ネットオークションで手に入れたソフビ製のスヌーピー貯金箱をチョイワルスヌーピーに改造します。時代に合わせた飛行帽は皮の感じを演出しなければなりません。そこで流用したのはコロナで必須のマスクでしかもウレタン製の縫い目がアクセントになってぴったりなことを発見しました。
機体の改造よりチョイワルスヌーピーの製作のほうが力が入り楽しい時間となりました。
2ヶ月ほど夜は工作室にこもりっきりでようやく機体が仕上がりました。
さて、どのような飛びを見せてくれるのでしょうか?それとも一瞬で!?・・悪夢に?
なるべく風の無い穏やかな日を選んで Maiden Flight を決行したいと思ってます!