富良野と美瑛
- わくわく旅行
2日目は、これまた初めて富良野と美瑛まで行って来ました。
富良野は有名な「ファーム富田」に行き、ラベンダーの咲くには1ヶ月程早いとの事でJRのポスターで有名になったあの風景に出会うことは出来ませんでした。
それでも、多くの観光客が大型バスで次から次に訪れて来ており大変賑わっていました。
来月行われるラベンダー祭り当日は、車の渋滞が発生し大変だとの話でしたが分かるような気がいたしました。
「ファーム富田」の歴史を記録した資料館があり、3代に亘る開墾の歴史がそこに刻まれていましたが、今日の繁栄を築くまでの苦労がよく理解できました。
特に1972年頃から合成香料の急激な技術進歩と貿易の自由化による安価な輸入香料の台頭で富良野のラベンダー栽培は壊滅的になり、「ファーム富田」のラベンダーもトラクターでバリバリ踏み潰さざるを得なくなり、畑の片隅で奥さんが泣いていた話は胸に迫るものがありました。このような逆境を体験したからこそ今の「ファーム富田」の強さがあるのだろうなと思いました。
業種は違え、誰でも同じような体験をくぐり抜けて来ていると思いますが、こうした荒波に真正面から全力で立ち向かった者だけが、より温かい環境を勝ち得ることが出来るのだと感じました。
富良野から30分くらいのところにある美瑛では、パッチワークの丘陵地を楽しみ、今では懐かしい日産スカイラインのコマーシャルで一躍有名になった「ケンとメリーの木」を見たりしながら北海道の豊かな自然を満喫して来ました。
今度はカラッと晴れた青空の下、色とりどりに塗り分けられた富良野と美瑛に又来てみたいものです。