乗るor乗れない
- わくわく旅行
今回参加した訪欧視察団は久しぶりの海外団体旅行でした。近年こうした大規模な団体旅行が陰を潜めているのは、多くの日本人がある程度の海外を経験していると共に、旅の価値が知らない土地に行ってみたい・・といった素朴な願望から、どーせ行くなら、気心の通じる人と行きたい~との欲求が強くなってきている為だと思います。
しかし限られた予算の中で、最大限自分の欲求に相応するプランはほとんど無く、今回のように奇跡的にあらゆる要素が合致した海外旅行は僥倖(ぎょうこう)としか言いようがありません。
でも、結構気を使うのが今回のような「こっちに行きたい人この指止まれ」式な団体旅行なのです。しかも、40人にも上る視察団となると、いろんな価値観と共にさまざまな人生経験を踏まえてこられた方々がほとんどで、それぞれ生い立ち、今の立場が様々であることは当然で、親密度の濃いグループと疎遠なグループが出来てしまうのは、仕方がありません。
そうしたグループの会話の様子を遠くから俯瞰見てみると、いろんな人間模様が見えてくるので面白いです。
たとえば、私のような偏狭な世界観しか持ち合わせていないと、なかなかそうしたグループに入り込むのが難しい場面が多々あります。
それは、例えば走っている電車に飛び乗れるかどうか?タイミングが絶妙で何のためらいも無く飛び乗れる人と、飛び乗ろうとしてもタイミングが合わず噛み合わない私のような人種もいたりして、そんな人間模様も旅の途中に一歩離れて観察してみると以外に面白いものですね。