ザルツブルク~ハルシュタット
- わくわく旅行
今まで何回かヨーロッパに来ていますが、以前ドイツからスイスに移動するおりバスでオーストリアを一回通過したのみで足を地につけたことが無く、今回初めてじっくり?とオーストリアを体感することになりました。
旅行の楽しみは、何より初めての地に行くことにあります。初めてのオーストリアで初めて行くザルツブルクは、笹岡鉄平の「夢の解放」が印象に残っている街で、一度その絵が描かれたアングルの場所に立ってみたいと想っていた処でした。ですが今回はパック旅行のため、その地点に行くワガママが当然許されるはずもありません。でも、ザルツァハ川から見たどんよりした雲にうかぶホーエンザルツブルク城は、イメージどおり中世の堅牢な城そのものと言った威風を周囲に醸し出していたのでした。
ハルシュタットはカレンダーでお馴染みの景勝地であり、オーストリアに来たからには外すことは出来ません。目まぐるしく変わる天候にヤキモキしながらの観光でしたが、幸運にも船でハルシュタット湖を周遊するとき、サッと雲が晴れ、太陽に照らされた周囲の可愛らしい建物たちが、光り輝く水面と共にその素晴らしい景観を見せてくれたのでした。
この瞬間に出会っただけで、今日一日の収穫は十分といったほどこの景観を満喫したのです。
そして、移動中バスから見られた周辺の景観は、緑の絨毯の中にポツンポツンと建つ小さな建物たちが、まるでおとぎ話の主人公のようにアチコチに見られたのがとても感動いたしました。