イメージの力
- 密かな楽しみ
東京出張の折、今回も国立新美術館で開催されていた「イメージの力~国立民族学博物館コレクションにさぐる」を観てまいりました。
これは先日BS日テレの「ぶらぶら美術・博物館」を見てこの企画を知っていたので、是非この機会に行こうと予てより期待していたものです。
わたしは以前からそれぞれの民族の作った造形物を見るのが好きで、特にアフリカの祭事に使われる木彫りのものものを機会ある毎に少しづつ収集してきています。
何より、その独創性あふれる造形や、神に祈る純粋な気持ちや情念に似たものを、それらの中から圧倒的な力として感じることが出来るからです。
今回、国立新美術館に古今東西そうしたものものが一堂に会し、系統だって観られる企画でしたので、とても興味深くそれぞれの作品にふれることが出来ました。
芸術家とよばれる人たちの作品はもちろん素晴らしいのですが、こうした無名な人々が生活の中から生み出した祈りにも似た造形は、私に圧倒的な力で語りかけてくるのです。