パッシベーションってなに?
- 用語解説
パッシベーション処理は、パシベート、パッシュベートなどと呼ばれることがあります。日本語では、不動態化処理といいます。ニッケルめっき後のクロメート処理やアルミニウム化成処理、マグネシウムの化成処理も、広い意味ではパッシベーションになります。
一般的には、ステンレスに対する不動態化処理をさす場合が多く、処理方法も、アメリカのMIL規格やASTM規格で詳細に決められています。SUS300系の材料は硝酸系、SUS400系の材料は、硝酸−クロム酸系の溶液が用いられます。
パッシベーション処理は、めっきのように表面に皮膜を乗せる処理ではなく、ステンレス固有の不動態化膜をより厚くする処理ですので、ほとんど寸法の変化はありません。ただし、SUS303のような切削材料については、材料中の快削成分が優先的に溶解するため、つやの無い外観になってしまう場合があります。
サン工業では、SUS300系の量産対応(硝酸系)、SUS400系(クロム酸・硝酸系)の試作対応を行っております。
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