サン工業の黒色めっきの特徴 一覧
- 黒色メッキ
サン工業では7種類の黒色めっきを取り扱っており、お客様やホームページのお問い合わせから、それぞれどんなメリット・デメリットがあるのか比較データがほしいとのご要望を多くいただいております。
このページでは代表的な特性である「反射率」と「耐熱性」を中心にサン工業の黒色めっきご紹介いたします。
サン工業の黒色めっき 特性一覧
黒クロムめっき
めっき皮膜そのものが黒いため、キズや摩耗に対して使用できます。耐熱性も高く、反射率が低いため、迷光防止に利用されることもあります。
- 黒色調 つや消し
- 反射率 1~4%
- 耐熱性 900℃
- 耐食性(SST) 24Hr
- 表面硬さ 350Hv
- 導電性 〇
黒色無電解ニッケルめっき
無電解めっきの均一にめっきがつく特性を利用し、鏡筒内径などに利用されています。
- 黒色調 ー
- 反射率 8~15%(0~4% ※1)
- 耐熱性 330℃
- 耐食性(SST) <8Hr
- 表面硬さ 450-500Hv
- 導電性 〇
黒ニッケルめっき
独特なガンメタリック調の外観が特徴のめっきです。耐食性と耐摩耗性が低いためクリアコートをオーバーコートする前提でセンサー部品に使用されています。
- 黒色調 ガンメタ
- 反射率 8~35%
- 耐熱性 300℃
- 耐食性(SST) <8Hr〇
- 表面硬さ ー
- 導電性 ー
黒色三価装飾クロムめっき
サニタリーや遊行具など、耐食性・耐キズ性を要求される装飾目的で使用されることが多いめっきです。
- 黒色調 光沢
- 反射率 11~40%
- 耐熱性 200℃
- 耐食性(SST) 72Hr<
- 表面硬さ 800Hv
- 導電性 〇
六価/三価黒色クロメート
亜鉛めっきの場合は黒色めっきの中でも非常に安く、皮膜は軟らかいものの耐食性が比較的高いため、装置の筐体などに使用されることが多い表面処理です。
亜鉛ニッケル合金めっき上の黒色クロメートの場合は、耐食性が著しく高いことから、過酷な環境で使用される自動車向け部品などの用途に使用されています。
六価黒色クロメート(亜鉛めっき)
- 黒色調 ー
- 反射率 2~8%
- 耐熱性 65℃
- 耐食性(SST) 24Hr
- 表面硬さ 60-140Hv
- 導電性 〇
三価黒色クロメート(亜鉛めっき)
- 黒色調 ー
- 反射率 3~10%
- 耐熱性 120℃
- 耐食性(SST) 72Hr
- 表面硬さ 60-140Hv
- 導電性 〇
三価黒色クロメート(亜鉛ニッケル)
- 黒色調 ー
- 反射率 2~8%
- 耐熱性 120℃
- 耐食性(SST) 996Hr<
- 表面硬さ 350-450Hv
- 導電性 〇
(参考)黒アルマイト
- 黒色調 ー
- 反射率 5~90%
- 耐熱性 150℃
- 耐食性(SST) 72Hr<
- 表面硬さ Hv200
- 導電性 ✕
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サン工業では黒色めっきのご相談をお受けしております。
黒色めっきの開発案件、改善案件など、お客様の課題解決にお役立てください。
*内容によってはお受けできないものもございます。要ご相談にてお願いいたします
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